千葉ロッテマリーンズのファーム本拠地は、埼玉県さいたま市にある「ロッテ浦和球場」ですが、現在本拠地の移転が計画されております。
ロッテの新人・若手選手が鍛錬を削り、数々のスターを生み出す拠点になっていたロッテ浦和球場ですが、数年後には新天地に拠点を移すことになりそうです。
- なぜ、ファーム本拠地を移転することになったのか?
- いつから移転するのか?
- 移転先はどこになるのか?
などなど、ロッテファンの方も気になることが多いと思います。
今回は、ロッテファーム本拠地の移転情報をまとめましたので、紹介します。
ロッテ・ファーム本拠地「ロッテ浦和球場」の概要
写真引用元:稲毛新聞
住所 | 埼玉県さいたま市南区沼影3-8-3 ※最寄駅:武蔵浦和駅から徒歩10分 |
グラウンド | 両翼:96m、センター:122m |
投球練習場 | 26.5m×15m |
ロッテ・ファーム本拠地が移転する理由
ロッテのファーム本拠地が移転する理由として、次の2つのことが挙げられています。
選手育成の強化
NHK NEWS WEBによると、ロッテが2軍本拠地を移転させる目的として「育成の強化」が掲げられています。
より1軍と2軍の本拠地が近いと、2軍にいる新人・若手選手も、1軍の練習に参加しやすくなり、刺激になってその後の成長にもつながることが期待できますね。
施設の老朽化や生活環境の課題
稲毛新聞の記事によると、ロッテ浦和球場の施設老朽化や、選手の生活拠点となる環境整備が課題となっていることも、移転の理由として掲げられているようです。
ロッテオリオンズ時代から、実に30年以上も前の1989年から、さいたま市にあるロッテ浦和球場をファーム本拠地として利用しています。
1軍のZOZOマリンスタジアムまでは車で1時間半、屋内練習場から選手寮まで徒歩7〜8分かかり、近年は育成選手の獲得も増え、選手個々の生活エリアも手狭になるなど、生活環境における不便さが指摘されていたようです。
また、経年による施設の老朽化も進んでおり、球団としても選手や来場者の安全確保という面でも対策も講じなければならないでしょう。
ロッテ・ファーム本拠地の移転先はどのように決まるのか?
ファーム本拠地募集の概要
ファーム本拠地募集の概要は、千葉ロッテマリーンズの公式ホームページに掲載されており、「施設と敷地の整備・運営手法等について、地方公共団体からの提案を募集する」とされております。
また、選定概要が以下のとおり公表されています。
①地域との連携
・地元住民をはじめ、自治体、地元企業の連携、協力体制があること。
・地域一帯がマリーンズと連携した地域振興活動に協力的であること。
②立地・敷地・施設
・選手の一、二軍間の入れ替えを考慮し、ZOZOマリンスタジアムとの車での移動時間が短いこと。
・選手育成の環境が一体的に確保できる敷地とし、以下の施設があること。
③永続的な運営スキーム
・20年から30年先を見据えて、球団と自治体が連携し永続的に施設を運営できるスキームが組めること。
「①地域との連携」については、どの社会でも成長に欠かせない要素ですよね。地元千葉のファンが定着してくれることも期待できます。
「②立地・敷地・施設」については、ZOZOマリンスタジアムとの移動距離が車で1時間程度となることにより環境改善に繋がり、負担も減っていくことでしょう。
「③永続的な運営スキーム」については、この先何十年と球団運営が続いていくことを見据え、検討してもらうべき要素の1つですね。
応募された中から、最も優秀な提案があった地方自治体を採用し、提案内容に基づき整備が進められていくことが予想されます。
移転の時期は「2028年1月」
こちらも千葉ロッテマリーンズ公式ホームページの募集条件によると、ロッテのファーム本拠地が本格的に移転する時期は「2028年1月」となるようです。
2軍とはいえプロ野球球団の本拠地整備という大規模な計画ですから、選考の期間と建設期間を踏まえると、相当の期間ではないでしょうか?
ロッテ・ファーム本拠地の移転先有力候補地はどこなのか?
千葉市からは9ヶ所の土地にて提案
2024年9月の段階では、まだ候補地は決まっておりませんが、千葉日報の記事によると、千葉市からの公表にて、千葉市の花見川区、若葉区、緑区の各3ヵ所、計9ヶ所の土地にて提案があったようです。これらが有力候補地に該当しそうですね。
いずれの土地も、条件に合致する場合は全てロッテ側に提案する予定のようです。
ZOZOマリンスタジアムは千葉市美浜区に所在しており、同じ千葉市エリアで採用されるようであれば、より近接する位置関係にあるため、球団としても選手としても嬉しい限りでしょう。
候補地は千葉県内2自治体&茨城県内2自治体に絞られる
さらには、2024年10月2日の茨城新聞クロスアイの記事によると、4自治体(千葉県内2自治体、茨城県内2自治体)を候補としていることが明らかになりました。
どうやら茨城県内2自治体は、潮来市と取手市のようです。
千葉県内2自治体については明らかにされていません。
ぜひ、条件に合致した中から、最適な提案が採用されると良いですね。
まとめ
今回の記事では、ロッテのファーム本拠地が移転することの理由や、ファーム運営の課題、移転先の候補地などについて紹介してきました。
今回のファーム本拠地移転については、選手育成や施設老朽化、生活環境といったファーム運営の課題を解決するため、選手のことを一番に考えての計画だと感じました。
今回の公募でファーム本拠地の移転先が決定し、整備が完了することで、ロッテのファーム運営の課題が無事に解消し、選手の成長に繋がっていくことを期待します。
2028年1月の完成が楽しみで、待ち遠しいですね!
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