千葉ロッテマリーンズのヘッド兼打撃コーチを務める福浦和也コーチ。
現役時代は、ロッテ一筋26年プレーを続け、2001年シーズンには首位打者を獲得するなど活躍しました。
「幕張の安打製造機」の異名を持つほどヒットを積み重ね、2018年には通算2000本安打を達成し、名球界入りを果たしたロッテのレジェンドです。
写真引用元:日刊スポーツ
福浦コーチが通算2000本安打を達成した際には、ZOZOマリンスタジアムの正面エリアに記念樹が植えられるなど、盛大に祝福されました。
しかし、福浦コーチの記念樹ですが、思わぬアクシデントにより撤去されることとなってしまいました。
福浦コーチの記念樹に、一体何があったのでしょうか?
今回の記事は、ロッテ・福浦和也コーチの記念樹が撤去されることになった理由と、その後の対応についてまとめましたので紹介します。
福浦和也ヘッド兼打撃コーチのプロフィール
登録名/本名 | 福浦 和也 |
ふりがな | ふくうら かずや |
生年月日 | 1975年12月14日 |
年齢 | 48歳 |
身長 | 183cm |
体重 | 88kg |
出身地 | 千葉県 |
投打 | 左投げ/左打ち |
経歴 | 習志野高-千葉ロッテ(ドラフト7位 ’94~’17,コーチ兼任’18~’19,コーチ’20~) |
獲得タイトル | (首位打者)’01 (ベストナイン)’10 (ゴールデングラブ賞)’03、’05、’07 (月間MVP)’06年3・4月 |
ロッテ・福浦和也コーチの記念樹の概要
福浦和也コーチが通算2000本安打を達成した記念に植えられた樹木
写真引用元:スポーツ報知
福浦和也コーチの2000本安打達成を祝し、2019年4月20日にZOZOマリンスタジアムの正面エリアで記念植樹が行われました。
スポーツ報知の記事によると、
「10年後、20年後とこの木が大きくなって、あの時に福浦が2000本(安打を)打ったんだなと思ってもらえたらうれしい」
引用:スポーツ報知
と、2000本の安打を積み重ねてきた達成感と喜びが感じるコメントが寄せられていました。
ロッテファンにとっては、福浦コーチには2000本安打を達成してほしいと全員が願っていたはずです。
Full-Countの記事によると、2000本安打を達成した試合後の記者会見において、
「ファンの2000本という期待のために気持ち、気力ということでやってきた」
引用:Full-Count
と語られており、ファンの想いに応えるために通算2000本安打に向けてプレーを続けられていたそうです。
入団当初から福浦コーチを知るロッテファンとしては、自分のことのように嬉しかったのではないでしょうか。
(当時、福浦コーチが2000本安打を達成した試合をたまたま観戦することができ、ロッテファンは歓喜に沸いておりました。)
記念樹は「ダイオウショウ」という樹木
スポーツ報知の記事によると、福浦和也コーチの2000本安打達成の記念樹は「ダイオウショウ」という樹木のようです。
「ダイオウショウ」が選ばれたのは、以下の背景があるそうです。
- ZOZOマリンスタジアム周辺に吹く強い潮風の中でも大きく育つこと
- 相手投手にとって福浦コーチが「大王(ダイオウ)」のような存在であったこと
- 福浦コーチの母校である習志野高にも同じ樹木が植えられていること
記念樹には、福浦コーチを象徴するような樹木が選ばれたようですね。
2019年に植えられてから4年が経過した2023年、成長した「ダイオウショウ」の様子がこちらの写真です。
植樹当時に比べるとだいぶ大きくなっており、順調に育っている様子がわかりました。
ロッテ・福浦和也コーチの記念樹が撤去されることになった理由
順調に育っていた福浦コーチの記念樹ですが、思わぬアクシデントに襲われます。
2024年4月9日に、なんとZOZOマリンスタジアム周辺特有の強風のために倒木してしまったのです。
デイリーの記事によると、樹木周辺の柵には、
「4/9の強風により倒木しました。現在、造園業者と対応を検討しております」
引用:デイリー
との掲示がされるようになったそうです。
その後、造園の専門家にも助言を受けながら、記念樹の回復に向けた保護対応が行われるようになります。
保護対応中の写真について、
2024年8月27日のロッテ対西武の試合を観に行った際に記念樹を撮影したのですが、かなり衰退しているようにショックを受けてしまいました。
懸命な保護対応が行われますが、2024年9月11日に千葉ロッテマリーンズ公式ホームページ上で発表があり、残念ながらこれ以上の回復が見込めず、安全を確保するために撤去されることが決定しました。
ロッテファンとしては、本当に悲しいニュースとなってしまいました。
ロッテ・福浦和也コーチの記念樹が撤去された後の対応はどうなる?
千葉ロッテマリーンズ公式ホームページによると、撤去を行った後は、新たな記念モニュメント(仮)の設置を検討してるそうです。
設置の時期は、2025年シーズンのホーム開幕戦頃に合わせて設置される予定とのことでした。
球団も撤去して終わりではなく、新たに記念モニュメントのようなものを設置しようと行動されており、ファンとしてはありがたい限りですね。
まとめ
福浦コーチの2000本安打を達成した記念樹が撤去されてしまうのはものすごく悲しい出来事です。
しかし、福浦コーチの2000安打達成の偉業を代わりの形で残してくれる球団の行動は、これまでロッテに数々の功績をもたらしてくれた福浦コーチへの敬意の現れであり、ロッテファンを想ってのことだと感じます。
新たに設置される記念モニュメント(仮)の設置も、今から待ち遠しいですね!
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