千葉ロッテマリーンズの人気選手である荻野貴司選手。
写真引用元:日刊スポーツ
荻野貴選手は、2009年のドラフト1位でロッテに入団し、2024年シーズンでプロ15年目を迎えたベテラン選手です。
2024年で39歳ということもあり、いよいよ現役続行か、引退かを判断する時期に差し掛かってきており、荻野貴選手の進退について気になっているファンの方も多いのではないでしょうか?
今回の記事では、2024年をはじめ、近年のシーズン成績から荻野貴選手が現役続行するか、もしくは引退するのかについて予想していきます。
千葉ロッテ・荻野貴司のプロフィール
登録名/本名 | 荻野 貴司 |
ふりがな | おぎの たかし |
生年月日 | 1985年10月21日 |
年齢 | 38歳 |
身長 | 172cm |
体重 | 75kg |
出身地 | 奈良県 |
投打 | 右投げ/右打ち |
経歴 | 郡山高-関西学院大-トヨタ自動車-千葉ロッテ(ドラフト1 ’10~) |
獲得タイトル | (ベストナイン)’19 (ゴールデングラブ賞)’19 (最多安打者賞)’21 (最多盗塁者賞)’21 (ゴールデングラブ賞)’21 (スピードアップ賞)’21 |
千葉ロッテ・荻野貴司のシーズン成績
※参考:NPB公式ホームページ
年度 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 塁打 | 打点 | 盗塁 | 盗塁刺 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 長打率 | 出塁率 |
2010 | 46 | 217 | 175 | 29 | 57 | 9 | 2 | 1 | 73 | 17 | 25 | 3 | 21 | 3 | 16 | 2 | 24 | 2 | .326 | .417 | .383 |
2011 | 23 | 103 | 91 | 14 | 24 | 4 | 0 | 0 | 28 | 10 | 14 | 1 | 3 | 1 | 7 | 1 | 6 | 1 | .264 | .308 | .320 |
2012 | 61 | 187 | 165 | 18 | 37 | 5 | 0 | 1 | 45 | 8 | 13 | 3 | 6 | 0 | 11 | 5 | 17 | 0 | .224 | .273 | .293 |
2013 | 102 | 397 | 335 | 52 | 92 | 14 | 3 | 4 | 124 | 28 | 26 | 3 | 17 | 3 | 32 | 9 | 26 | 4 | .275 | .370 | .351 |
2014 | 40 | 155 | 142 | 26 | 37 | 10 | 2 | 3 | 60 | 12 | 15 | 1 | 5 | 0 | 8 | 0 | 14 | 1 | .261 | .423 | .300 |
2015 | 82 | 309 | 279 | 42 | 75 | 9 | 2 | 2 | 94 | 13 | 18 | 5 | 9 | 1 | 16 | 4 | 38 | 5 | .269 | .337 | .317 |
2016 | 71 | 219 | 192 | 35 | 48 | 11 | 1 | 3 | 70 | 21 | 16 | 2 | 9 | 0 | 14 | 4 | 25 | 3 | .250 | .365 | .314 |
2017 | 103 | 394 | 356 | 53 | 94 | 22 | 1 | 5 | 133 | 24 | 26 | 3 | 10 | 1 | 25 | 2 | 44 | 6 | .264 | .374 | .315 |
2018 | 78 | 351 | 317 | 52 | 91 | 15 | 3 | 2 | 118 | 25 | 20 | 6 | 9 | 3 | 13 | 9 | 25 | 6 | .287 | .372 | .330 |
2019 | 125 | 569 | 508 | 76 | 160 | 35 | 7 | 10 | 239 | 46 | 28 | 10 | 9 | 4 | 40 | 8 | 56 | 4 | .315 | .470 | .371 |
2020 | 53 | 236 | 203 | 30 | 59 | 17 | 0 | 1 | 79 | 10 | 19 | 4 | 6 | 1 | 24 | 2 | 23 | 2 | .291 | .389 | .370 |
2021 | 143 | 643 | 570 | 86 | 169 | 33 | 5 | 10 | 242 | 45 | 24 | 11 | 5 | 3 | 53 | 12 | 70 | 5 | .296 | .425 | .367 |
2022 | 89 | 373 | 326 | 51 | 101 | 18 | 4 | 5 | 142 | 27 | 15 | 3 | 5 | 5 | 30 | 7 | 30 | 7 | .310 | .436 | .375 |
2023 | 50 | 203 | 183 | 19 | 44 | 8 | 1 | 1 | 57 | 19 | 1 | 0 | 1 | 2 | 11 | 6 | 16 | 4 | .240 | .311 | .302 |
2024 | 76 | 197 | 184 | 22 | 50 | 5 | 1 | 1 | 60 | 15 | 0 | 0 | 4 | 0 | 9 | 0 | 12 | 5 | .272 | .326 | .306 |
通算 | 1142 | 4553 | 4026 | 605 | 1138 | 215 | 32 | 49 | 1564 | 320 | 260 | 55 | 119 | 27 | 309 | 71 | 426 | 55 | .283 | .388 | .342 |
※2024年は9月21日時点の成績です。
千葉ロッテ・荻野貴司はプロ入り15年目のベテラン外野手
荻野貴選手が現役続行か、引退かを予想するため、これまでの荻野貴選手の活躍を振り返ってみましょう。
ロッテファンに衝撃を与えたルーキイヤー 〜46試合で25盗盗塁〜
荻野貴選手は2009年にトヨタ自動車からドラフト1位指名を受けて入団します。
写真引用元:スポニチ
ルーキーイヤーの2010年は、開幕スタメンの座を勝ち取るべく、春季キャンプから自慢の快足を猛アピールします。
スポニチの記事によると、平凡な内野ゴロも内野安打にしてしまうほど、周囲の度肝をぬく脚力を見せつけ、早坂圭介選手との競争に勝ち、2番・中堅として新人開幕スタメンを果たします。
同じくスポニチの記事によると、開幕から46試合で25盗塁という脅威的な数字を残すなど活躍しますが、5月の試合で二塁盗塁を試みた際に右膝を負傷してしまいます。
「右膝外側半月板損傷」で全治2カ月と診断され、右膝外側半月板の部分切除手術を受け、シーズン中に復帰は叶いませんでした。
チームはリーグ3位からの下剋上日本一を達成しますが、新人王当確とも呼ばれていた活躍だっただけに、荻野貴選手にとっては悔やまれる離脱となってしまいます。
西岡剛の穴を埋めるべく遊撃手にコンバート
翌2011年シーズンは、メジャー移籍した西岡剛の穴を埋めるべく、遊撃手にコンバートされます。
しかし、5月の試合で右膝の違和感を覚え、出場選手登録を抹消。
5月と8月に「右膝関節鏡視下手術」をそれぞれ1度ずつ受ける形となり、以降出場選手登録されることなくシーズンを終えています。
負傷となってしまったのは、遊撃手へのコンバートということで、体への負担も増してしまったことが原因だったのかもしれませんね。
外野手への再コンバート 〜復帰後初戦の代走で応援歌〜
2012年シーズンは、「外野一本でやりたい」との希望もあり、外野手登録に再コンバート。
まずは右膝の完治を優先するため、開幕は2軍調整に専念しますが、6月に1年ぶりの1軍復帰を果たすと、復帰後初戦の10回に代走出場し、二塁盗塁を決め、回復をアピールします。
写真引用元:日刊スポーツ
BASEBALLKINGの記事によると、復帰後初戦に代走出場となった際は、スタンドからは荻野貴選手の応援歌が流れ、復帰を待ち望んだファンから熱い声援が送られていました。
その際の応援について、荻野貴選手は、
「覚えていますね。なかなか代走で出て応援歌が流れることはないと思うので、すごく嬉しかったです。今でも印象に残っています」
引用:BASEBALLKING
と振り返り、ファンへの感謝の想いを伝えていました。
その後は1度も怪我による抹消をされることなく、1軍に帯同したシーズンとなります。
怪我がゼロになることを願い背番号を「0」に変更
しかし、荻野貴選手はその後も怪我との戦いが続いてしまいます。
2014年には、6月に本塁突入の際に左肩関節窩を骨折。2016年には4月に左内腹斜筋肉離れ、9月に右大腿二頭筋肉離れと故障に悩まされます。
2016年のシーズンオフには、「怪我がゼロになればいい」という想いから、背番号「4」から「0」に変更となります。
写真引用元:日刊スポーツ
それでも、2018年シーズンに右手第二指基節を骨折、2020年シーズンに右大腿二頭筋の軽い筋損傷の怪我を負うなど、常に故障が付き纏う形となってしまいます。
2021年には念願の全試合出場!複数タイトルも獲得しキャリアハイのシーズンに
度重なる怪我に屈することなく、荻野貴選手は腐ることなくプレーを続け、プロ入り10年目のシーズンになった2019年には、初の規定打席に到達。
オールスターにも出場し、打率.315、10本塁打、28盗塁の好成績を残し、ゴールデングラブ賞、ベストナインも獲得することができました。
さらに、2021年シーズンには、怪我をすることなく143試合全試合出場。成績も打率.296、本塁打10本、24盗塁を記録し、最多安打賞、そして念願の盗塁王のタイトルを獲得。失策0で、外野手での得票率トップ選出でゴールデングラブ賞を獲得します。
写真引用元:デイリースポーツ
ちなみに36歳での盗塁王は、史上最年長での獲得になりました。
36歳のベテランにして、キャリアハイのシーズンを過ごすことができました。
千葉ロッテ・荻野貴司は現役続行か?引退か?
荻野貴司は現役続行すると予想!
2025年で40歳を迎えますが、ズバリ、荻野選手は2025年シーズンも現役を続行すると予想します。
残念ながら荻野貴選手の盗塁数については、2023年シーズンは1つ、2024年シーズンは9月21時点で「なし」という成績になっており、荻野の代名詞である盗塁は影をひそめています。
しかし、近年は先発出場の機会こそ減少しておりますが、スタメンの場合は定位置の1番や、クリーンナップの3番や5番を任されたり、守備固めで入ったりと、攻守にわたり存在感は健在です。
ロッテの外野手は、髙部瑛斗選手や、山口航輝選手、藤原恭大選手、和田康士朗選手、山本大斗選手といった若手選手が着々と育ってきているものの、怪我や打撃不振など、まだまだ独り立ちという段階には至っていません。
同じくベテランの2学年年下である角中選手とともに、荻野貴選手のような存在は必要不可欠と言えるでしょう。
また、荻野貴選手が現役続行すると予想する背景に、プロ野球界に荻野貴選手よりもさらに年上である選手も存在します。
日刊スポーツの記事によると、西武ライオンズの中村剛也選手や、栗山巧選手といった超ベテラン選手も、2025年シーズンの現役続行を表明しています。
荻野貴選手も、先輩2人の選手にまだまだ負けず、現役を続けたいという想いが現役へのモチベーションにつながっているかもしれません。
まとめ
今回は、荻野貴選手の成績を振り返り、現役続行するか、引退するかの予想をしてみました。
これまでの成績や、チームへの貢献や役割を考えても、荻野貴選手は現役続行すると予想します。
いずれにせよ、2024年シーズンの成績をみても、まだまだ現役を退く内容ではないため、そもそも荻野貴選手の引退を考えているファンの方はいないかもしれませんね。
ロッテの中でもイケメンで名を馳せている荻野貴選手。長年、女性ファン獲得にも貢献してきました。
球団にとってもファンにとっても、荻野貴選手にはあと数年は現役で活躍してほしいと願っているはずです。
来シーズンも、ZOZOマリンスタジアムにおいて、ホームまで駆け抜ける荻野貴選手の活躍がみれることを期待しましょう!
※荻野貴選手がイケメンという記事も公開していますので、よろしければ合わせてお読みください。
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