2024年の現役ドラフトが、今年も12月に開催されます。
2024年シーズン、千葉ロッテマリーンズは3位でしたが、首位ソフトバンクホークスと18.5ゲーム差も離されてしまう結果となってしまいました。
大きなさを埋めるためには、現有戦力の底上げに加え、新たな戦力補強が必要となるでしょう。
補強策の1つとして、現役ドラフトで新たな戦力を発掘することが考えられますが、ロッテからも2人以上の選手を現役ドラフトに選出する必要があります。
ロッテからは、どの選手が選出されるのでしょうか?
今回の記事では、2024年現役ドラフト候補として、環境の変化に伴いまだまだ他球団で活躍できそうなロッテの5人の選手を予想してみました。
2024年現役ドラフトでロッテから選出候補と予想した5人の選手
平沢大河内野手(26歳・9年目)
登録名/本名 | 平沢 大河 |
ふりがな | ひらさわ たいが |
生年月日 | 1997年12月24日 |
年齢 | 26歳 |
身長 | 176cm |
体重 | 80kg |
出身地 | 宮城県 |
投打 | 右投げ/左打ち |
経歴 | 仙台育英高(甲)-千葉ロッテ(ドラフト1 ’16~) |
写真引用元:サンスポ
仙台育英高から2015年のドラフトで1位指名された平沢選手が、現役ドラフトの候補に上がっているのではないかと予想します。
甲子園を沸かせたスターとして、ロッテの将来を背負ってほしいという期待が込められていた選手でしたが、過去のシーズンを振り返ると、期待されているような活躍ができていません。
勝負の3年目の2018年シーズンにて、正遊撃手の座を藤岡裕大選手と争い、結果として藤岡選手に明け渡す形となりますが、この出来事をきっかけに外野守備にも挑戦。
活躍の場を求めたことが功を奏したのか、同年2018年シーズンは112試合の出場で、62安打、5本塁打、32打点。打率は.213ながら、出塁率が.328と高い数字を残すことができました。
しかし、平沢選手には、甲子園で活躍した時のように、打撃で活躍してほしいと願うファンの方も多いのではないでしょうか?
1軍での通算打率は.190と、期待された数字とはかけ離れた成績となっています。
2019年、2023年と、50試合出場を超えるシーズンはあったものの、2024年シーズンも1軍出場はなしで、これまでのキャリアは2軍暮らしが中心となっています。
というのも、内野手では、藤岡選手をはじめ、安田尚憲選手、友杉篤輝選手、茶谷健太選手、小川龍成選手。外野手も藤原恭大選手、髙部瑛人選手、和田康士朗選手など、後に入団した同世代のライバル選手により活躍の場を奪われる形が続いております。
ライバルに差をつけられ、ロッテに埋もれたまま現役を終えてしまうのではないかと危惧されます。
とはいえ、平沢選手は26歳とまだまだ老け込む段階ではなく、他球団への移籍による環境の変化で、平沢選手の才能が開花するのではないでしょうか?
ロッテで活躍してほしいと期待する反面、平沢選手の野球人生のためにも、他球団への移籍で心機一転頑張ってほしいという想いもありますので、現役ドラフトの候補として考えました。
池田来翔内野手(24歳・3年目)
登録名/本名 | 池田 来翔 |
ふりがな | いけだ らいと |
生年月日 | 1999年12月11日 |
年齢 | 24歳 |
身長 | 180cm |
体重 | 95kg |
出身地 | 千葉県 |
投打 | 右投げ/右打ち |
経歴 | 習志野高-国士館大-千葉ロッテ(ドラフト2 ’22〜) |
写真引用元:スポーツ報知
平沢選手と同様、内野手として出場機会が思うように巡ってこない池田選手も、現役ドラフトの候補に当てはまるのではないかと予想します。
池田選手は、地元千葉の習志野高から国士舘大を経て、2021年のドラフトで2位指名を受け、ロッテに入団した選手です。
即戦力として期待され、2022年シーズン開幕当初から出場機会を得ますが、11試合の出場にとどまり、打率も.091と思うような成績が残せずにルーキーイヤーが終わります。
翌2023年シーズンは、前半戦は思い切りの良い打撃で1番打者として活躍が目立ち、5月9日の西武ライオンズ戦ではプロ初ホームランを含む3安打を放つなど、バットでアピールしていました。
しかし、5月30日の読売ジャイアンツ戦にて右手にデッドボールを受け骨折。骨折の影響もあり、結局40試合の出場にとどまります。
2024年シーズンも、ライバル内野手との競争に破れる形となり、21試合のみ出場で、ヒットも5本しか放つことができず、自慢の打撃がアピールできないまま終えています。
池田選手は、2023年シーズン序盤で見せていたような思い切りの良い打撃が魅力の選手です。内野も複数守れる右の中距離打者である池田選手は、他球団としても需要が高いのではないでしょうか。
池田選手は地元千葉出身ということもありますが、ロッテで燻っているよりも他球団で活躍の場を提供してあげてほしいという意味で、現役ドラフト候補として挙げてみました。
小野郁投手(28歳・10年目)
登録名/本名 | 小野 郁 |
ふりがな | おの ふみや |
生年月日 | 1996年10月23日 |
年齢 | 28歳 |
身長 | 175cm |
体重 | 78kg |
出身地 | 福岡県 |
投打 | 右投げ/右打ち |
経歴 | 西日本短大附属高-楽天(’15~’19) -千葉ロッテ(’20~) |
写真引用元:中日スポーツ
プロ10年目を迎えた小野選手も、現役ドラフトの候補になるのではないかと予想します。
小野選手は、2014年ドラフトで東北楽天ゴールデンイーグルスから2位指名を受けて入団します。
楽天入団後5年間は、主に2軍での生活が中心となりますが、イースタン・リーグで2年連続の最多セーブをマークするなど、今後のリリーバーとしての活躍が期待されている選手でした。
しかし、ロッテからFA宣言により楽天に移籍した鈴木大地選手の人的補償として、ロッテに移籍することが決まりました。
ロッテ移籍後は、才能が開花。2020年シーズンから3年連続40試合以上登板をはたすなど、ロッテのリリーフとして欠かせない選手に成長します。
2022年には、同僚の東條大樹選手の代役ではあったものの、オールスターゲームにも出場し、3者連続三振を奪うなど活躍します。
ところが、築年疲労も祟ってか、2023年シーズン途中に右肘鏡視下クリーニング手術を受け、2023年は10試合の登板。2024年も手術の影響か、シーズン終盤までは1軍での出場なしとなります。
しかし、終盤に1軍で3試合の出場を果たし、復帰戦には初球に自身最速となる155キロを投じるなど、本来の力を取り戻しつつあります。
復活の兆しが見えていますが、ロッテのリリーフ陣が充実していることを踏まえると、小野選手の活躍の場も限られてしまうのではないでしょうか?
そのため、リリーフ陣が手薄な他球団に移籍した方が、小野選手に活躍の場が与えられるのではないかと考えますので、現役ドラフトの選出候補として予想します。
廣畑敦也投手(26歳・3年目)
登録名/本名 | 廣畑 敦也 |
ふりがな | ひろはた あつや |
生年月日 | 1997年12月03日 |
年齢 | 26歳 |
身長 | 175cm |
体重 | 83kg |
出身地 | 岡山県 |
投打 | 右投げ/右打ち |
経歴 | 玉野光南高-帝京大-三菱自動車倉敷オーシャンズ-千葉ロッテ(ドラフト3 ’22~) |
写真引用元:日刊スポーツ
社会人出身で、プロ3年目を迎えた廣畑選手も、現役ドラフトの選出候補ではないかと予想します。
廣畑選手は「コーヒースペシャリスト」の資格を持つ異色な経歴であったり、趣味の「弾き語り」で入寮するなど、入団当初から話題となっていましたね。
廣畑選手は、2021年のドラフト会議で3位指名を受けて入団します。
プロ入り前は三菱自動車工業に所属し、即戦力右腕として期待された選手です。
しかし、入団後の成績は、ルーキーイヤーの2022年シーズンは30試合の登板となったものの、2023年、2024年シーズンはいずれも8試合の登板になってしまい、即戦力として期待されたような成績は残せていない現状です。
ロッテにおいてはライバルとなるリリーフ陣も多く、1軍での活躍の場が奪われている形です。
しかし、ロングリリーフやショートスターターとして起用されることも多く、投手陣のやりくりをしていくにあたっては、とても重宝される選手ではないでしょうか?
ロッテで2軍に燻っているよりも、現役ドラフトに選出されることで、廣畑選手を指名する球団も少なくないかもしれません。
東妻勇輔投手(28歳・6年目)
登録名/本名 | 東妻 勇輔 |
ふりがな | あづま ゆうすけ |
生年月日 | 1996年04月04日 |
年齢 | 28歳 |
身長 | 172cm |
体重 | 80kg |
出身地 | 和歌山県 |
投打 | 右投げ/右打ち |
経歴 | 智辯和歌山高-日本体育大-千葉ロッテ(ドラフト2 ’19~) |
写真引用元:日刊スポーツ
最後に予想するのは、プロ6年目を迎えたリリーフ投手の東妻選手です。
東妻選手は日本体育大学出身で、2018年のドラフトでロッテから2位指名を受け、ロッテに入団します。
ルーキーイヤーの2019年は、24試合に登板し、プロ初勝利を含む2勝3敗7ホールドとまずまずの成績を残します。
しかし、その後は2021年に37試合登板、2023年に36試合の登板とリリーフ陣を支えますが、隔年での活躍となり、連続シーズンで成績を残すことができていないところが特徴です。
東妻選手の投球スタイルとしては、なんといってもクイックの早さ。
日本一クイックが早いと評価されており、ランナーがでた場合でも盗塁しづらいという効果もあります。
さらには、クイックで投じているにも関わらず球威が落ちないというのも魅力です。
小野選手、廣畑選手同様、ロッテでは活躍の場が限られておりますが、リリーフ陣強化を図りたい他球団としては、東妻選手のようなリリーフ投手を欲しているかもしれません。
2024年現役ドラフト開催日程
日刊スポーツの記事によると、2024年の現役ドラフトは2024年12月9日(月)に開催されるようです。
千葉ロッテの過去の現役ドラフト結果
ロッテでは、過去に以下の選手を獲得し、また他球団から指名され移籍する形となっています。
2022年シーズンオフ
IN オリックス → ロッテ 大下誠一郎
OUT ロッテ → ヤクルト 成田翔
2023年シーズンオフ
IN 西武 → ロッテ 愛斗
OUT ロッテ → DeNA 佐々木千隼
ロッテとしては、過去の現役ドラフトで大下選手、愛斗選手を獲得し、主力とは言い難いですがベンチには欠かせないプレーヤーとして重宝しています。
また、2023年シーズンにロッテからDeNAに移籍した佐々木千隼選手については、移籍後にリリーフとして大活躍。
チームのAクラス入り、クライマックスシリーズを勝ち抜き、日本シリーズ進出に大きく貢献しています。
現役ドラフトにて移籍後に一軍で活躍している選手がいるということは、現役ドラフト制度の導入は成功と言えますよね。
まとめ
今回の記事では、ロッテにて2024年の現役ドラフトで選出されそうな5人の選手を予想してみました。
先ほど紹介した佐々木千隼選手以外にも、中日ドラゴンズの細川選手、阪神タイガースの大竹選手、読売ジャイアンツのオコエ選手、北海道日本ハムファイターズの水谷選手など、現役ドラフトによる移籍により才能が開花した選手が多数存在します。
このまま自チームで埋もれてしまうより、他球団で活躍してもらった方が、選手としても球団としても喜ばしいことでしょう。
ファンとしても、ロッテにいてもらえることが一番ですが、今回予想した選手が他球団で1軍で活躍してくれることも期待したいですね。
コメント