千葉ロッテマリーンズでは、2軍本拠地移転先の公募をしておりましたが、最終候補地として4自治体に絞られたことがわかりました。
ロッテの新人や若手選手が鍛錬の場をつみ、将来のスター候補を生み出すための拠点となりますので、ファンとしてはどの自治体に決まるのかが気になりますよね。
今回の記事では、ロッテの2軍本拠地の移転先の4自治体に関する紹介と、自治体の魅力について調べてみました。
なお、こちらの記事でもロッテ2軍本拠地移転の理由や背景、募集要項などを紹介していますので、よろしければこちらもご覧ください。

ロッテ・2軍本拠地移転先の最終候補地となった自治体
ロッテの2軍本拠地移転先の最終候補地は、次の千葉県内の2自治体、茨城県内の2自治体、計4自治体に絞られています。
- 千葉県千葉市
- 千葉県君津市
- 茨城県取手市
- 茨城県潮来市
今回の移転先の公募にあたっては、31の自治体から応募があったため、その中でも厳選された自治体であることがわかります。
ロッテ・2軍本拠地移転先の最終候補地となった自治体の魅力
数ある公募の中から選ばれた自治体ですので、ロッテが2軍本拠地として拠点を構えるに相応しい魅力があることは間違いないでしょう。
それぞれの最終候補地である、4自治体の魅力に迫ってみたいと思います。
千葉県千葉市

千葉県の中央部に位置する県庁所在地であり、政令指定都市である千葉県千葉市。
東京駅から約40kmの距離に位置し、JR、私鉄、バスなどの交通網が整備されており、県内各地や都心へのアクセスもしやすく、通勤・通学に便利な立地です。
「イオンモール幕張新都心」をはじめとする大型商業施設や、国際的な見本市やイベントが開催される「幕張メッセ」が存在しており、都市機能としても非常に充実している環境です。
人口も令和7年2月1日時点で984,247人と県内最多を誇ります。
何より、ロッテの1軍本拠地であるZOZOマリンスタジアムも、同じく千葉市に存在していることはみなさんご存知のことでしょう。
1軍と2軍の本拠地が近隣に存在していることは、様々なコストを勘案してもメリットしか存在しません。
今回の公募に、千葉市も当然名乗りを挙げています。
千葉県君津市

千葉市と同じ千葉県内から、最終候補地として君津市が選出されています。
君津市は、房総半島のほぼ中央に位置し、豊かな自然、都市へのアクセスの良さを兼ね備えた魅力的な都市です。
四季折々の美しい景色が魅力的で、インスタ映えスポットとしても有名な「清水渓流広場(濃溝の滝・亀岩の洞窟)」、や亀山湖の紅葉、釣りやボート、ハイキングなど、アウトドアレジャーを満喫できたり、キャンプ場も多く、自然の中でリフレッシュできます。
また、「平成の名水百選」に選ばれた久留里の名水が湧き出ており、美味しい水を味わえるなど、豊かな自然が味わえます。
さらには、東京湾アクアラインを利用すれば、都心まで約1時間でアクセス可能で、生活に必要な都市機能がバランス良く整っている地域と言えるでしょう。
ちなみに、社会人野球において都市対抗野球で常連の「日本製鉄かずさマジック」も存在しています。
同チームは、ロッテOBの渡辺俊介さんが監督として指揮をとっていることも大きな強みではないでしょうか?
もし2軍本拠地が君津市に移転すれば、ロッテと渡辺俊介監督とのパイプが生かされ、練習試合の開催など、相互のレベルアップ、さらなる地域活性化につながることが期待されます。
1軍本拠地との距離は若干遠方に位置しているものの、豊かな自然や都心アクセスのしやすい環境が整えられている君津市は、ロッテの若手選手育成の拠点として相応しいかもしれません。
茨城県取手市

千葉県に隣接する茨城県からも、取手市がロッテ2軍本拠地移転の最終候補地として選ばれています。
取手市も、利根川や小貝川など、豊かな水辺環境に恵まれており、四季折々の美しい景色が楽しめたり、アウトドアレジャーも満喫できる自然豊かな自治体です。
都心へのアクセスについても、JR常磐線を利用すれば、上野駅まで約35分と都心へのアクセスが良好です。
取手市長からも、市のイメージアップ、鉄道沿線や近隣地域全体に大きな経済効果をもたらす事業であり、「二度と訪れないチャンス」と語られており、本拠地誘致に力を入れていることがわかります。
取手市出身のロッテ選手も、藤代高校出身のベテラン美馬学選手、2024プロ野球ドラフト6位のルーキー・立松由宇選手も所属していることも親和性があります。
君津市と同様、自然豊かな環境や、都心アクセスのしやすさ、さらには現役ロッテ選手の故郷であることも強みとして、最終候補地に選ばれていると感じます。
茨城県潮来市

最後の候補自治体は、取手市と同じく茨城県内の自治体である潮来市です。
潮来市も、霞ヶ浦や北浦などの湖や川に囲まれており、釣りやサイクリングなどのアウトドアレジャー、多くのマリンスポーツが楽しめるなど、自然とレジャーを楽しめることが魅力です。
江戸時代には水運の要所として栄えるなど、「水郷のまち」としても知られており、水資源が豊富なことから、お米がおいしいことや、川魚料理や地元の食材を使った料理も楽しめるなど、食に関しても大きな魅力ポイントですね。
都心へも、高速バスを活用することで80分ほどでアクセスできるなど、便利な点も存在します。
潮来市としても、2軍本拠地誘致が実現することで、潮来市の新たな地域資源の創出や地域経済の活性化に寄与する拠点となることを期待しており、誘致事業に注力している様子が伺えます。
自治体の強みとしては、自然豊かな環境、都心へのアクセス、食に関する魅力という点が挙げられます。
ロッテ・2軍本拠地移転先の最終候補地の位置関係
最終候補地となっている4自治体について、1軍本拠地であるZOZOマリンスタジアムの位置関係とともにマップにまとめてみました。

ZOZOマリンスタジアムとの位置関係については、千葉市を除いては比較的同じくらいの距離にありそうですね。
ロッテ・2軍本拠地移転先の決定時期
最終候補地となっている各自治体の情報を見ると、3月中にはロッテ球団から移転先が発表される見込みです。
もう間も無く公表されると思いますが、発表が待ち遠しいですね!
まとめ
今回の記事では、ロッテの2軍本拠地が移転することの理由や、ファーム運営の課題、移転先の候補地などについて紹介してきました。
今回の4自治体については、どこもロッテが2軍本拠地を移転する先として大きな魅力を感じていることがわかることがわかりました。
ZOZOマリンスタジアムが所属する千葉市を除いては、やはり自然豊かな環境や、都心へのアクセスのしやすさという部分に大きな魅力を感じていることと思います。
ZOZOマリンスタジアムが近い千葉市内に移転した方が、様々なコストを勘案してもメリットが大きいかと思います。
しかし、選手を自然豊かな環境でのびのび育成できるかどうかということも、ロッテ球団としては大きなポイントとして考えているかもしれませんね。
千葉県出身の筆者としては、願わくば地元千葉県内に本拠地を構えて欲しく、できれば広大な土地と自然豊かな環境である君津市が選定されると面白いのではないかと個人的には思っています。
結果としてどの自治体が選ばれたとしても、将来のスター候補を続々と排出するための拠点として、育成環境を整えて欲しいと願っています。
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