福岡ソフトバンクホークスの石川柊太選手がFA宣言をし、他球団移籍も視野に各球団と交渉を行っております。
日刊スポーツの記事によると、千葉ロッテマリーンズをはじめ、すでに他球団と交渉を行っています。
石川柊太選手の年齢は32歳。まだまだ老け込む年齢ではなく、先発投手としてバリバリ活躍していきたいはずです。
そんな石川柊太選手が、今後より充実したプロ野球人生を歩んでいくには、ロッテに移籍してもらえることが一番なのではないかと考えています。
2024年シーズン、パ・リーグ3位に終わったロッテとしても、先発投手陣の柱であった佐々木朗希選手が、ポスティングシステムを利用しメジャー移籍を目指すことになりました。
大きな戦力ダウンが避けられず、先発投手陣の再整備は急務となっている状況です。
ロッテとしても、石川柊太選手を先発投手として獲得するメリットは大きいことでしょう。
今回の記事では、ロッテがソフトバンクからFA宣言した石川柊太選手を獲得すべき5つの理由についてお伝えします。
人的補償不要のCランク選手
日刊スポーツの記事によると石川柊太選手の今季推定年俸は1億2000万円で、ソフトバンク内ではCランクとなっているようで、ロッテに限らず各球団としてメリットとなる点があります。
Bランク以上の選手となると、金銭補償はともかく人的補償を行う必要があります。
特に人的補償の場合、FA選手を獲得する代わりに、プロテクト名簿リストから漏れた選手の中からFA選手所属球団が指名した選手を移籍させなければなりません。
将来を嘱望されている若手選手が、相手チームに奪われてしまうというリスクも発生するのです。
しかし、Cランク選手であれば、金銭・人的ともに補償不要となることから、上記のようなリスクは伴いません。
石川秀太選手がCランクとなれば、各球団獲得に向け積極的に動く形となり、必然的に争奪戦に発展することになります。
ZOZOマリンスタジアムが得意
石川秀太選手は、ロッテとしては天敵のイメージがあり、特にZOZOマリンスタジアムを得意としていることも大きな強みです。
2024年シーズンの成績をみても、ZOZOマリンスタジアムで3試合に登板し、2勝0敗、自責点0の防御率0.00という素晴らしい成績を残しています。
2022年シーズンも、ZOZOマリンスタジアムでの試合で、7回2アウト途中までノーヒットノーランを続ける好投を見せるなど、得意としている印象が強いです。
もし石川柊太選手がロッテに移籍し、得意のZOZOマリンスタジアムでの先発登板の試合が増えるようであれば、好成績を残す確率も高まり、本人もさらに充実したシーズンを送っていくことが期待できるのではないでしょうか?
ロッテの先発ローテーション入りがほぼ確実
先発投手として活躍する石川柊太選手ですが、もしロッテに加入となれば先発ローテーションの一角を担うことはほぼ確実かと思います。
ロッテの中心選手である佐々木朗希選手が、ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指すことになった関係で、先発ローテーションの再整備が求められています。
2024年シーズン、ロッテの先発ローテーション投手に入ってきそうな選手としては、小島和哉選手、種市篤暉選手はほぼ確実。今季FA権を取得したものの残留を表明したベテランの西野選手も加わってくるでしょう。
一方、先発ローテーション投手を守り続けた外国人選手のC.C.メルセデス選手、2024年シーズン途中から加入し先発投手として活躍したダラス・カイケル選手は、2025年シーズンの契約保留者名簿から外れており、去就が未定です。
ベテランの石川歩選手、唐川侑己選手も2024年シーズンに先発投手として復活の兆しを見せており、若手有望株の中森俊介選手、田中晴也選手も成長著しく、先発ローテーション入りを期待したいところです。
しかし、佐々木朗希選手が退団するにあたっては、ある程度活躍が計算できる選手が欲しいところです。
実績十分な石川柊太選手が加わることで、これほど頼もしい存在はなく、先発ローテーション入りはほぼ間違いないと言えるでしょう。
吉井監督とはソフトバンク投手コーチ時代の間柄
ロッテの吉井監督が、ソフトバンク投手コーチ時代に石川柊太選手と関わっていたというのも、大きな縁を感じます。
吉井監督がソフトバンクの投手コーチとして所属していた2015年シーズンに、石川柊太選手と吉井監督は選手と投手コーチという間柄でした。
ロッテに加入すれば、当時の投手コーチであった吉井さんが監督ということもあり、石川選手にとってプレーしやすい環境を整えてくれることでしょう。
ソフトバンクの戦力ダウンが見込めそう
何しろ、2024年シーズンは圧倒的な成績でパ・リーグ制覇を成し遂げたソフトバンク。日本シリーズでも先発投手として登板した中心選手が退団するとなると、少なからず戦力ダウンになることでしょう。
パ・リーグの他球団としては、少しでも戦力が落ちて欲しいと願っているのではないでしょうか?
ソフトバンクは新たな戦力として、豊富な資金力を活用して新戦力を獲得したり、若手選手の発掘などに秀でている球団ですので、そう簡単には戦力ダウンのまま落ち着くとは思えません。
しかし、石川柊太選手にとって得意とされていたロッテにしてみれば、石川柊太選手を味方に引き連れることで、「ソフトバンクの戦力ダウン→ロッテの戦力アップ」という思惑となり、願ったり叶ったりの状態となります。
ロッテが石川柊太選手を獲得するメリットは大きなものとなるでしょう。
まとめ
今回の記事では、ロッテがFA宣言した石川柊太選手を獲得すべき5つの理由についてお伝えしてきました。
ロッテは11月30日に石川柊太選手と初交渉を行い、日刊スポーツの記事によると、石川秀太選手に出来高込みで3年総額6億円規模の条件提示をしたそうです。
さらには、交渉の場に吉井監督が同席し、熱意を伝える場面もあった模様です。
来シーズン、ロッテがリーグ優勝、そして日本一を目指すために、石川柊太選手の加入が大きな一歩となることでしょう。とはいえ、石川柊太選手を欲しがるライバル球団も多いはずです。
「石川柊太選手が有償に必要不可欠であること」という熱意を伝え続けることが大事かと思いますので、今後もロッテ球団には粘り強く交渉を重ねてもらいたいものです。
今年のシーズンオフ、石川柊太選手の動向に注目ですね!
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