プロ野球の応援スタイルは、メガホンやタオルを使った応援が主流ですが、千葉ロッテマリーンズの応援スタイルはこれらを使用せず、ジャンプや手拍子をしての応援が主流となっています。
特に得点チャンスのシーンになると、ジャンプをしながらものすごい声量の応援となり、まるでライブ会場にいるような盛り上がりですよね。
ZOZOマリンスタジアムでの応援はもちろん、ビジターゲームでも変わらず応援でロッテの選手を盛り上げています。
少人数ながら、大きな声量かつまとまった応援は、アウェイとなるロッテの選手の力になっていることは間違いありません。
ジャンプや手拍子といった応援スタイルは、ZOZOマリンスタジアムと変わらないですが、オリックスバファローズの本拠地である京セラドーム大阪においては、「ジャンプ応援は禁止」となっております。
なぜ、京セラドーム大阪においてはジャンプ応援が禁止なのか、気になっている方も多いのではないでしょうか?
今回は、京セラドーム大阪がジャンプ応援禁止となっている理由や、いつからジャンプ応援禁止となったのか情報をまとめましたので紹介します。
京セラドーム大阪の観戦ルール
実際に、京セラドーム大阪でジャンプ応援が禁止になっているのか調べてみました。
京セラドーム大阪公式ホームページにおいて、観戦マナー&ルールが示されており、そのうち以下のような記載があります。
<スタンド内での禁止行為>
指笛を鳴らす行為
ジャンピング応援行為
ジャンピング応援行為が禁止ということなので、プロ野球での応援もジャンプは禁止となり、ロッテのようなジャンプ応援スタイルは当然NGとなります。
J-CASTニュースの記事によると、ドーム周辺に「ジャンピング禁止」と赤字で大きく強調した看板や貼り紙が出されており、
「ドーム周辺の建物が揺れ、住民の方々に大変ご迷惑をおかけすることになりますので、お止めください」
引用:J-CASTニュース
といったように注意喚起の文面が書き出されているようです。
実際のところ、プロ野球中継にてロッテの応援をみても、ジャンプ応援はしておらず、手拍子や手を振りかざしてのスタイルとなっています。
ロッテの応援でジャンプができないというだけで、かなり違和感を覚える応援スタイルに感じてしまいますよね。
京セラドーム大阪はなぜジャンプ応援禁止になっているのか?
そもそも、なぜ京セラドームではジャンプ応援が禁止となっているのでしょうか?その理由は、昔からの近隣からの苦情が大きな要因となっているようです。
J-CASTニュースの記事によると、京セラドーム大阪がオープンした後から、周辺住民から地震のような振動への苦情が寄せられるようになりました。
1999年ごろの調査において、観客が曲に合わせてジャンプすることが原因となり、なんと近隣の高層マンションで震度3に相当する揺れが観測されたそうです。
それ故に、京セラドーム大阪では、揺れに備えるために制振装置が設置され、振動の問題がないコンサートだけ許可しているようです。
地震における震度3相当となると、相当な揺れを感じることになるでしょうから、イベント内容もドーム側で十分な精査が必要となるようですね。
ロッテのような激しいジャンプ応援も、周囲への振動として支障が出てしまい、禁止とならざるを得なくなったのかもしれません。
京セラドーム大阪はいつから応援禁止になっているのか?
近年まではジャンプしての応援が続いていたと記憶している方も多いと思いますが、いつからジャンプ応援禁止となったのでしょうか?
J-CASTニュースの記事によると、2003年頃よりドームでのジャンプ行為が禁止されるようになったそうです。
ずいぶん前から、すでに京セラドーム大阪ではジャンプ応援が禁止となっていたとは思いませんでした。
ただし、ジャンプ禁止などは主催者の判断となっているらしく、プロ野球の試合の主催者となるとオリックス球団で禁止するか否か判断していたことになります。
これまでは何となく許されていたものの、パ・リーグ3連覇を成し遂げたオリックス球団も注目される立場となり、コンプライアンス遵守の観点から、改めてジャンプ応援禁止の判断を下したのかもしれません。
ロッテの応援団側も、指摘が入ったのであれば禁止せざるを得ず、最近になりジャンプを使用しないスタイルに泣く泣く切り替えることになったと予想します。
まとめ
今回の記事では、京セラドーム大阪でジャンプ応援禁止となっている理由や、いつからジャンプ応援が禁止になったのかを紹介しました。
ファンからすれば、ジャンプ応援できないことは物足りないかもしれませんが、ルールが明確化されている以上は、観戦ルールやマナーを守って応援していく必要があります。
近隣住民の方の生活にも影響しますので、京セラドーム大阪に足を運ばれるファンの皆様には、決められたルールの中で最大限応援し、選手に力を与えてほしいですね。
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