プロ野球の2024年レギュラーシーズンの日程が終了し、パ・リーグにおいては順位が確定しました。
優勝 | 福岡ソフトバンクホークス |
2位 | 北海道日本ハムファイターズ |
3位 | 千葉ロッテマリーンズ |
4位 | 東北楽天ゴールデンイーグルス |
5位 | オリックスバファローズ |
6位 | 埼玉西武ライオンズ |
パ・リーグは、ソフトバンクが優勝しました。おめでとうございます!
優勝したソフトバンクに加え、2位の日本ハム、3位のロッテの3チームでクライマックスシリーズ(CS)を行い、日本シリーズ進出をかけた争いが繰り広げられます。
まずは10月12日(土)〜14日(月祝)の日程でファーストステージが行われ、日本ハムとロッテが対戦します。
先に2勝したチームがファイナルステージに進出し、ソフトバンクと対戦します。
熱い戦いとなりそうなファーストステージですが、両チーム誰が先発投手で登板するのか、気になるファンの方も多いのではないでしょうか?
今回の記事では、CSファーストステージにおいて、ロッテと日本ハムで誰が先発投手として登板するのか、対戦成績のデータをもとに予想してみました。
なお、セ・リーグのCSファーストステージで対戦する阪神タイガースと横浜DeNAベイスターズの先発投手も、こちらの記事で予想しています。
ぜひ、あわせてご覧ください。
ロッテの主な先発投手の2024年シーズン成績
シーズン通算成績
2024年シーズン成績 | |||||
先発数 | 勝 | 負 | QS | 防御率 | |
小島和哉 | 25 | 12 | 10 | 16 | 3.58 |
種市篤暉 | 23 | 7 | 8 | 16 | 3.05 |
メルセデス | 21 | 4 | 8 | 13 | 2.71 |
西野勇士 | 20 | 9 | 8 | 13 | 3.24 |
佐々木朗希 | 18 | 10 | 5 | 11 | 2.35 |
唐川侑己 | 8 | 3 | 2 | 4 | 2.37 |
カイケル | 8 | 2 | 4 | 3 | 3.60 |
石川歩 | 5 | 3 | 1 | 1 | 3.70 |
田中晴也 | 4 | 1 | 1 | 0 | 1.80 |
中森俊介 | 4 | 1 | 1 | 0 | 2.63 |
日本ハムとの対戦成績
日本ハムとの対戦成績 | |||||
先発数 | 勝 | 負 | QS | 防御率 | |
小島和哉 | 7 | 1 | 4 | 5 | 3.28 |
種市篤暉 | 3 | 1 | 2 | 1 | 9.00 |
メルセデス | 6 | 0 | 4 | 3 | 4.18 |
西野勇士 | 1 | 1 | 0 | 1 | 1.29 |
佐々木朗希 | 5 | 0 | 2 | 1 | 3.81 |
唐川侑己 | 0 | 0 | 0 | 0 | – |
カイケル | 1 | 0 | 1 | 0 | 4.50 |
石川歩 | 1 | 0 | 0 | 0 | 8.31 |
田中晴也 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0.00 |
中森俊介 | 0 | 0 | 0 | 0 | – |
エスコンフィールドHOKKAIDOでの成績
エスコンFでの成績 | |||||
先発数 | 勝 | 負 | QS | 防御率 | |
小島和哉 | 3 | 1 | 1 | 3 | 1.96 |
種市篤暉 | 1 | 0 | 1 | 0 | 11.25 |
メルセデス | 4 | 0 | 3 | 3 | 3.13 |
西野勇士 | 1 | 1 | 0 | 1 | 1.29 |
佐々木朗希 | 2 | 0 | 1 | 0 | 6.43 |
唐川侑己 | 0 | 0 | 0 | 0 | – |
カイケル | 0 | 0 | 0 | 0 | – |
石川歩 | 0 | 0 | 0 | 0 | – |
田中晴也 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0.00 |
中森俊介 | 0 | 0 | 0 | 0 | – |
日本ハムの主な先発投手の2024年シーズン成績
シーズン通算成績
2024年シーズン成績 | |||||
先発数 | 勝 | 負 | QS | 防御率 | |
加藤貴之 | 26 | 10 | 9 | 16 | 2.73 |
伊藤大海 | 25 | 14 | 4 | 17 | 2.66 |
山﨑福也 | 24 | 10 | 6 | 15 | 3.17 |
金村尚真 | 17 | 6 | 6 | 11 | 2.44 |
北山亘基 | 13 | 5 | 1 | 7 | 2.37 |
福島蓮 | 12 | 2 | 3 | 3 | 3.54 |
バーヘイゲン | 9 | 2 | 2 | 4 | 3.12 |
上原健太 | 5 | 0 | 5 | 1 | 9.24 |
ロッテとの対戦成績
ロッテとの対戦成績 | |||||
先発数 | 勝 | 負 | QS | 防御率 | |
加藤貴之 | 7 | 5 | 1 | 6 | 1.85 |
伊藤大海 | 5 | 1 | 0 | 3 | 3.86 |
山﨑福也 | 2 | 2 | 0 | 2 | 0.59 |
金村尚真 | 4 | 3 | 1 | 1 | 4.13 |
北山亘基 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0.00 |
福島蓮 | 1 | 0 | 0 | 0 | 6.23 |
バーヘイゲン | 1 | 1 | 0 | 1 | 0.00 |
上原健太 | 2 | 0 | 1 | 0 | 4.82 |
エスコンフィールドHOKKAIDOでの成績
エスコンFでの成績 | |||||
先発数 | 勝 | 負 | QS | 防御率 | |
加藤貴之 | 13 | 4 | 4 | 8 | 2.47 |
伊藤大海 | 13 | 9 | 1 | 9 | 2.32 |
山﨑福也 | 11 | 5 | 4 | 6 | 3.72 |
金村尚真 | 8 | 3 | 3 | 6 | 2.58 |
北山亘基 | 7 | 4 | 0 | 5 | 1.75 |
福島蓮 | 9 | 2 | 2 | 2 | 4.34 |
バーヘイゲン | 5 | 1 | 0 | 1 | 3.96 |
上原健太 | 4 | 4 | 0 | 5 | 10.13 |
2024年シーズンのロッテVS日本ハムの対戦成績
ロッテ 6勝
日本ハム 18勝
1引き分け
CSファーストステージ ロッテVS日本ハムの先発投手予想
第1戦 ロッテ 佐々木朗希 VS 日本ハム 加藤貴之
第1戦を勝利したチームが、ファイナルステージに進出する確率が非常に高いため、初戦はとても大事な試合になります。
ロッテは初の二桁勝利を挙げた佐々木朗希と予想
写真引用元:TBS NEWS DIG
ロッテの第1戦は、佐々木朗希選手が先発すると予想します。
佐々木朗希選手は、シーズン途中、体の違和感で離脱があったものの、シーズン成績は18試合に登板し10勝5敗、防御率2.35の成績を残し、初の二桁勝利に到達しました。
しかし、日本ハムとの対戦成績をみると、5試合に登板し0勝2敗、防御率3.81。エスコンフィールドHOKKAIDOでの成績も、防御率6.43と相性がよくありません。
それでも、10月1日の楽天との敵地の試合で、108球を投げて被安打5、奪三振10、失点1の完投勝利を挙げており、クライマックスシリーズ進出がかかる大一番で見事な投球を見せることができました。
アウェイの球場で完投することができたのは、佐々木朗希選手も大きな自信になったことでしょう。
昨シーズンのソフトバンクとのファーストステージも初戦の先発を託され、勝利に導くピッチングをした実績もあります。
何しろWBCという大きな舞台を経験していることもあり、佐々木朗希選手が適任なのではないかと思います。
苦手としている敵地日本ハムとの試合でも、佐々木朗希選手本来のピッチングを見せてくれるはずです。
日本ハムはロッテとの相性抜群の加藤貴之と予想
写真引用元:日刊スポーツ
対する日本ハムは加藤貴之選手と予想しました。
加藤選手は、ロッテとの対戦成績は7試合に先発し5勝1敗、防御率1.85という成績を残しています。
2024年シーズンは、ロッテ相手に5連勝をあげ、抜群の相性の良さを見せています。
今シーズンに限らず、ロッテは長年加藤選手に苦しめられているため、嫌なイメージが植え付けられていることは間違いないでしょう。
日本ハムとしては、ロッテと相性抜群の加藤選手で確実に初戦を勝ちに来るのではないかと予想します。
第2戦 ロッテ 小島和哉 VS 日本ハム 山﨑福也
ロッテは左腕エース・小島和哉と予想
写真引用元:スポーツ報知
ロッテの第2戦は、左腕エースの小島選手が先発してくると予想します。
小島選手は1年間先発ローテーションを守り抜き、2024年シーズンは25試合に先発し12勝10敗、防御率3.58の成績を残しています。
日本ハムとの対戦成績を見ても、1勝4敗と負けが先行したものの、5つのQSを達成しており、試合を作っています。
エスコンフィールドHOKKAIDOでの成績も、3試合に登板して全ての試合でQSを達成、防御率も1.96と球場の相性も良さそうです。
第1戦で勝利すれば、ファイナルステージ進出のかかった試合、敗北となれば1勝1敗のタイに持ち直すことができる重要な試合となるため、第2戦は相性の良い小島選手が先発するのではないかと予想します。
日本ハムはロッテに2戦2勝の山﨑福也と予想
写真引用元:日刊スポーツ
対する日本ハムは、山﨑福也選手が先発するのではないかと予想します。
山﨑選手もロッテとの相性が良く、2024年シーズンでロッテに対し2戦2勝の負けなし、防御率も0.59と素晴らしい成績を残しています。
懸念点としては、直近2試合の登板で、最下位西武相手に先発した2試合いずれも5回でマウンドを降り、敗戦投手になるなど、調子があまりよくない状態ということが取り上げられています。
しかし、データを見るとロッテとの相性は抜群なので、山﨑選手は大事な第2戦での登板になるのではないでしょうか?
第3戦 ロッテ 種市篤暉 VS 日本ハム 伊藤大海
ロッテは初めて規定投球回に到達した種市篤暉と予想
写真引用元:スポーツ報知
第3戦にまでもつれた場合の先発投手は、ものすごいプレッシャーのかかる中での登板となるでしょう。
ロッテの第3戦は、初めて規定投球回に到達した種市選手が先発すると予想します。
当初、7月4日のエスコンフィールドHOKKAIDOで先発した試合で、7回1失点で勝利投手となった西野勇士選手と予想していました。
しかし、西野選手はフェニックス・リーグに参戦しており、同リーグで10/8(火)の試合に先発登板しています。
登板間隔を考慮すると、西野選手はファーストステージに登板する可能性はなく、ファイナルステージに進出した場合の第1戦に先発するのではないかと予想します。
そうなると、種市選手が第3戦に登板する可能性が一番高いと考えます。
しかし、種市選手の日本ハムとの対戦成績は、3試合の登板で1勝2敗、防御率9.00。
エスコンフィールドHOKKAIDOにおいても7月20日に登板していますが、4回94球、10安打、自己ワーストとなる9失点を喫し、防御率も11.25と打ち込まれており、相性は良くありません。
その上、右足内転筋損傷の復帰から間もない状態です。
しかし、それでもチームやファンは、大舞台に本領発揮する種市選手に期待を寄せているのではないでしょうか?
吉井監督も、CSの先発は「(シーズンで)頑張った人がCSに出た方がいい」と発言されており、自身初の規定投球回に達した種市選手は、必ずや先発することになるでしょう。
最後の大一番は、種市選手に託すことになると予想します。
日本ハムは最多勝エース・伊藤大海と予想
写真引用元:スポーツ報知
対する日本ハムは、エースの伊藤大海選手が登板すると思います。
伊藤選手は、これまで今季14勝を挙げており、最多勝のタイトルをほぼ確実なものとしています。
第1戦から第3戦までのどこかでは必ず登板する選手ですが、単独最多勝タイトルとなる15勝目を目指し、今季最終戦となる10月7日の楽天戦に先発を予定しています。
伊藤選手が万全の状態で投球するには、中7日での登板となる第3戦以降になるはずです。
もし第3戦までもつれた場合は伊藤選手で間違いなく、仮に2戦2勝でファイナルステージに進出した場合は第1戦にエースの伊藤選手をぶつけることができるなど、様々メリットがあるため、第3戦の日本ハムの先発は伊藤選手であると予想します。
過去のクライマックスシリーズについて
2024年シーズンの対戦成績と、ホームアドバンテージを考えると、日本ハムが有利なように見受けられますよね。
ロッテファンの筆者としては、何とかロッテに頑張ってもらいたいところですが、ロッテファン向けに少しでも前向きになってもらえるような過去データを紹介します。
ロッテのCSファーストステージ突破率は脅威の「87.5%」!
過去、ロッテがCSファーストステージを制し、ファイナルステージ進出を決めたのは7回(2005、2007、2010、2013、2015、2021、2023)で、ソフトバンクの6回を上回る最多回数となっています。
ロッテは過去に8回ファーストステージを戦っており、2016年を除き全てのシーズンでファイナルステージに進出していますので、ロッテのファーストステージ突破率は、脅威の「87.5%」となっております。
ロッテはファーストステージにめっぽう強いということがわかりますね。
2015年のCSファーストステージでの対戦はロッテに軍配
過去、ロッテと日本ハムは、2015年のCSファーストステージで対戦しています。
日本ハム2位、ロッテ3位(首位はソフトバンク)という、2024年シーズンと同様の条件でクライマックスシリーズが開催されました。
札幌ドームで行われた2015年のシリーズでは、ロッテが2勝1敗でファイナルステージ進出を決めています。
2015年 パ・リーグクライマックスシリーズ ファーストステージ成績
会場:札幌ドーム
第1戦 | 第2戦 | 第3戦 | |
日本ハム(2位) | ● | ○ | ● |
ロッテ(3位) | ○ | ● | ○ |
アウェイであったとしても、しっかりと勝ち抜いています。
特に初戦を勝ち取ることが大事ですね!
2024年 パ・リーグクライマックスシリーズの日程
日程 | 組み合わせ | 開催地 |
10月12日(土) | ファーストステージ 第1戦(日本ハム 対 ロッテ) | エスコンフィールドHOKKAIDO |
10月13日(日) | ファーストステージ 第2戦(日本ハム 対 ロッテ) | エスコンフィールドHOKKAIDO |
10月14日(月祝) | ファーストステージ 第3戦(日本ハム 対 ロッテ) | エスコンフィールドHOKKAIDO |
10月15日(火) | (予備日) | |
10月16日(水) | ファイナルステージ 第1戦(ソフトバンク 対 ファーストステージ勝者) | みずほPayPayドーム |
10月17日(木) | ファイナルステージ 第2戦(ソフトバンク 対 ファーストステージ勝者) | みずほPayPayドーム |
10月18日(金) | ファイナルステージ 第3戦(ソフトバンク 対 ファーストステージ勝者) | みずほPayPayドーム |
10月19日(土) | ファイナルステージ 第4戦(ソフトバンク 対 ファーストステージ勝者) | みずほPayPayドーム |
10月20日(日) | ファイナルステージ 第5戦(ソフトバンク 対 ファーストステージ勝者) | みずほPayPayドーム |
10月21日(月) | ファイナルステージ 第6戦(ソフトバンク 対 ファーストステージ勝者) | みずほPayPayドーム |
まとめ
今回の記事で、2024年パ・リーグのCSファーストステージに先発する投手を、シーズン成績のデータを参考に予想してみました。
対戦成績や相性、ホームアドバンテージを考えると、やや日本ハム有利かな?という気がしていますが、シーズンとCSとなると戦い方や気持ちの入り方がガラッとかわります。
CSにめっぽう強いロッテも、日本ハムに負けない素晴らしい戦いを見せるのではないでしょうか?
10月12日(土)から始まるCSファーストステージが待ち遠しいですね。誰が先発投手として登板するか、予告先発も楽しみにしてみたいと思います。
最後に、セ・リーグのCSファーストステージで対戦する阪神タイガースと横浜DeNAベイスターズの先発投手も、こちらの記事で予想していますので、ぜひあわせてご覧ください。
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