2024年のペナントレースもいよいよ大詰め。優勝争いやクライマックスシリーズ争いが過熱しています。
一方で、9月に入ると、長年プロ野球界に貢献してきた選手が、現役引退を表明するニュースが流れてきております。
プロ野球ファンにとっては、寂しい時期になりますよね。
千葉ロッテマリーンズにおいては、9月22日時点では現役引退する選手は誰も公表されておりませんが、もしかしたら今後現役引退を表明してしまう選手が出てくるのではと気にされているファンの方も多いのではないでしょうか?
今回の記事では、2024年シーズンをもって現役引退を表明する可能性のあるロッテの選手を予想してみたいと思います。
なお、こちらで紹介する記事は、あくまでも個人的な意見となりますので、あらかじめご了承いただいたうえで読み進めていただけると幸いです。
2024年シーズンで現役引退を表明したプロ野球選手
千葉ロッテで現役引退を表明する可能性がある選手
美馬学投手(38歳・14年目)
登録名/本名 | 美馬 学 |
ふりがな | みま まなぶ |
生年月日 | 1986年09月19日 |
年齢 | 38歳 |
身長 | 169cm |
体重 | 75kg |
出身地 | 茨城県 |
投打 | 右投げ/左打ち |
経歴 | 藤代高(甲)-中央大-東京ガス-楽天(’11~’19)-千葉ロッテ(’20~) |
獲得タイトル | (日本シリーズMVP)’13 |
美馬選手は、2010年のドラフトで東北楽天ゴールデンイーグルスからドラフト2位指名を受けた選手です。
身長169センチと小柄な選手ながら、多彩な変化球を駆使し、2013年から長年先発ローテーション投手として楽天投手陣を支えたタフネス右腕です。
2013年に楽天が日本シリーズを制覇した際は、先発投手としてシリーズ2勝を挙げ、MVPに選出されるなど活躍しました。
写真引用元:スポニチ (写真右 2013年日本シリーズMVPの美馬選手)
美馬選手は2019年オフにFA宣言し、先発投手が手薄なロッテが獲得に名乗りをあげると、美馬選手はロッテ入団を決断します。
ロッテ加入後も、期待のとおり先発ローテーション投手としてチームを支えます。
2020年シーズンは、19試合に登板し、10勝4敗、防御率3.95の成績を残し、手薄だった先発投手陣を支え、チーム13年ぶりの2位躍進に大きく貢献しました。
2022年シーズンは、開幕から4戦4敗と打線の援護に恵まれないスタートとなりましたが、後半戦は7試合を投げて5勝負けなし、防御率0.82とエース級の働きを見せ、最終的に規定投球回には及ばずとも、10勝6敗、防御率2.91の好成績を残します。
写真引用元:スポニチ
しかし、翌年からは成績は下降線をたどることになります。
2023年シーズンは、春季キャンプの段階から調子が上がらず、開幕4連敗を喫するなど、シーズン通じて3勝9敗、防御率4.76と不本意な成績に終わります。
2024年シーズンも、3試合に先発登板するも、0勝2敗、防御率7.43と不振。自身開幕戦となった4月のソフトバンク戦で、初回に6失点を喫してしまいます。
6月7日の広島との交流戦に登板して以降、一度も1軍登板はなく、2軍調整が続いている状況です。
2軍成績をみても、13試合に登板し、防御率3.09ながら、2勝6敗と負けが先行しており、思うような成績が残せずに苦しんでいます。
しかも、8月12日を最後に出場がなく、以降は美馬選手の情報が得られていない状況です。
怪我の影響でもあるのでしょうか?
このまま2024年シーズン出場なしに終わってしまうとなると、美馬選手自身も進退について検討している可能性も十分にあり得ると予想します。
井上晴哉内野手(35歳・11年目)
登録名/本名 | 井上 晴哉 |
ふりがな | いのうえ せいや |
生年月日 | 1989年07月03日 |
年齢 | 35歳 |
身長 | 180cm |
体重 | 115kg |
出身地 | 広島県 |
投打 | 右投げ/右打ち |
経歴 | 崇徳高-中央大-日本生命-千葉ロッテ(ドラフト5 ’14~) |
獲得タイトル | (月間MVP)’18年7月度 (スカパー!サヨナラ賞)’20年10、11月度 (スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞)’20年 |
井上選手については、別の記事で戦力外通告の対象になるのではないかと予想しておりますが、自ら現役引退を決断する可能性も十分にあり得ると考えます。
※2024年にロッテで戦力外通告を受けてしまう可能性がある選手をこちらの記事で予想していますので、よろしければ併せてご覧ください。
井上選手は、2013年のドラフトでロッテから5位指名を受けた選手です。
体重115kgの恵まれた体格と、「アジャ」の愛称で親しまれ、ファンからも人気を集めています。
写真引用元:スポニチ
2014年のルーキーイヤーに、オープン戦首位打者に輝くなどアピールを続け、開幕4番の座を掴みとり、注目を集めました。
2018年シーズンから本領発揮し、2018年7月度にパ・リーグ月間MVPを獲得するなど、最終的に打率.292、24本塁打、99打点の成績。
2019年シーズンも、前年と同様24本塁打を放つなど、ロッテ待望の和製大砲として成長していきました。
このままロッテの中心選手として活躍していくだろうと誰もが予想していたと思いますが、2021年シーズンに、守備でダイビングキャッチを試みた際に右手首を痛め登録抹消。
シーズンオフには右手関節三角繊維軟骨を縫合する関節鏡視下手術を受けることとなりました。
この時の怪我がきっかけとなり、以降は和製大砲として期待されていたような長打が影を潜めてしまいます。
35歳となる2024年は決意のシーズンでしたが、これまで1軍出場なく、2軍でも9月23日時点で打率.224、4本塁打と苦しんでいます。
手術後は、山口航輝選手や安田尚憲選手といった若手の長距離砲に活躍の場を奪われ、2軍での生活が中心となってしまっていることから、自身の進退も真剣に考えているかもしれませんね。
石川歩選手(36歳・11年目)
登録名/本名 | 石川 歩 |
ふりがな | いしかわ あゆむ |
生年月日 | 1988年04月11日 |
年齢 | 36歳 |
身長 | 186cm |
体重 | 80kg |
出身地 | 富山県 |
投打 | 右投げ/右打ち |
経歴 | 滑川高-中部大-東京ガス-千葉ロッテ(ドラフト1 ’14~) |
獲得タイトル | (最優秀防御率投手賞)’16 (最優秀新人賞)’14 (月間MVP)’15年9月度 (最優秀バッテリー賞/捕手:田村龍弘)’16 (日本生命賞)’18 (月間MVP)’20年8月度 |
今シーズン育成選手から支配下選手として復帰した石川歩選手も、現役を退く決断をする可能性があるかもしれません。
石川歩選手は、2013年のドラフト1位指名でロッテに入団した投手です。
写真引用元:日刊スポーツ
2014年のルーキーイヤーに10勝をあげ、パ・リーグの新人王を獲得。
2016年シーズンまで3年連続で二桁勝利をマークし、最優秀防御率のタイトルを獲るなど、ロッテ先発投手陣の中心選手としてチームに貢献していました。
2019年、2020年、そして2022年と開幕投手を務めるなど、怪我による途中離脱はあったものの、入団から先発ローテーションを守り続け、ロッテのエースと呼ばれる立ち位置に上り詰めます。
しかし、2023年シーズン、石川歩選手にとっては厳しい現実が待っていました。
2022年に続き開幕投手が内定していましたが、開幕前に右上肢のコンディション不良のため開幕投手を回避することになりました。
開幕後も実戦復帰までは長い期間を要することになり、8月に2軍戦でようやく実戦復帰。
結局、シーズン中の1軍復帰は叶わず、まさかのプロ入り初の1軍出場なしで終了してしまいます。
シーズンオフには、「右肩ベネット骨棘切除術」、「後方関節包解離術」、「関節唇クリーニング術」の手術を受け、全治3〜4ヶ月の期間を要することとなります。
そして戦力外通告を受けた後、育成選手としての再契約を結ぶ形となりました。
2024年は育成選手としての再スタートを切りましたが、2軍戦で順調に成績を残し、6月に支配下契約を勝ち取ります。
そして6月30日に先発として復帰登板し、2022年8月31日以来、669日ぶりの白星を手に入れます。
その後も登板間隔を開けての登板となり、8月途中までに3勝を挙げるなど順調な回復ぶりを見せますが、8月16日のソフトバンク戦で4回4失点と打ち込まれると1軍登録を抹消されます。
登録抹消以降は1軍に呼ばれることはなく、2軍調整が続くようになってしまいます。
2軍戦でも先発登板しており、まだまだ先発投手として活躍できる可能性はあると感じます。
しかし、9月に入りチームがクライマックスシリーズ圏内を争う大事な試合が続くなかでも、過去の実績を誇るベテラン投手が1軍に呼ばれない状況を察すると、石川歩選手も自身の実力不足を感じてしまっているかもしれません。
佐々木朗希選手、小島和哉選手、種市篤暉選手といった先発三本柱に加え、中森俊介選手、田中晴也選手といった若手先発投手も着々と成長を遂げています。
チームとしては貴重なベテラン先発投手で必要な選手と考えているかと思いますが、現状の立ち位置と照らし合わせ、今シーズンで36歳となった石川歩選手は、自ら現役の道を退く可能性もあるのではないかと予想します。
まとめ
今回は、ロッテで2024年シーズン限りで現役を引退する可能性がある選手について予想してみました。
今回予想したいずれの選手もプロ野球においてトップクラスの成績を残してきた選手であるだけに、このまま終わってほしくない気持ちは、ファンの誰しもが感じていることでしょう。
どうしても年齢による衰えであったり、怪我の影響もプレーに影響が出てきていることも、自ら現役を退く決断の要素になっていると思います。
ファンとしても、全盛期の頃の活躍とも言わずとも、もう一花咲かせてほしいと願う方も多いのではないでしょうか?
残りシーズン少なくなったところですが、現役引退の可能性があると予想したベテラン選手の今後の行く末を、温かく見守っていきたいところです。
※再掲ですが、2024年にロッテで戦力外通告を受けてしまう可能性がある選手をこちらの記事で予想していますので、よろしければ併せてご覧ください。
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