プロ野球パ・リーグのクライマックスシリーズファーストステージが行われ、千葉ロッテマリーンズと北海道日本ハムファイターズが戦いましたが、2勝を挙げた日本ハムがファイナルステージ進出を決めました。
ロッテファンの私からすると、非常に悔しい敗退となりました、、、
10月16日から、ロッテとソフトバンクのファイナルステージが開催されます。
圧倒的なリーグ優勝となったソフトバンクと、ロッテに王手をかけられながら劇的逆転勝利でファーストステージを勝ち抜いた日本ハム。
熱戦が繰り広げられそうなファイナルステージですが、誰が先発投手になるか気になりますよね。
今回の記事では、2024年CSファイナルステージにおいて、ソフトバンクと日本ハムで誰が先発投手として登板するのか、対戦成績のデータをもとに予想してみました。
ソフトバンクの主な先発投手の2024年シーズン成績
シーズン通算成績
2024年シーズン成績 | |||||
試合数 | 勝 | 負 | QS | 防御率 | |
有原航平 | 26 | 14 | 7 | 21 | 2.36 |
モイネロ | 25 | 11 | 5 | 21 | 1.88 |
スチュワート・ジュニア | 20 | 9 | 4 | 12 | 1.95 |
大関友久 | 20 | 8 | 4 | 11 | 2.50 |
大津亮介 | 19 | 7 | 7 | 11 | 2.87 |
東浜巨 | 11 | 3 | 2 | 5 | 3.38 |
石川柊太 | 10 | 7 | 2 | 4 | 2.56 |
和田毅 | 5 | 2 | 2 | 1 | 3.78 |
松本晴 | 3 | 2 | 1 | 0 | 2.81 |
日本ハムとの対戦成績
2024年シーズン成績 | |||||
試合数 | 勝 | 負 | QS | 防御率 | |
有原航平 | 5 | 0 | 2 | 2 | 4.11 |
モイネロ | 3 | 1 | 2 | 2 | 4.80 |
スチュワート・ジュニア | 5 | 2 | 2 | 3 | 2.64 |
大関友久 | 5 | 0 | 1 | 3 | 3.00 |
大津亮介 | 2 | 1 | 0 | 2 | 1.38 |
東浜巨 | 1 | 0 | 0 | 0 | 6.75 |
石川柊太 | 2 | 1 | 0 | 1 | 2.57 |
和田毅 | 1 | 1 | 0 | 0 | 6.75 |
松本晴 | 1 | 0 | 1 | 0 | 8.31 |
みずほPayPayドームでの成績
2024年シーズン成績 | |||||
試合数 | 勝 | 負 | QS | 防御率 | |
有原航平 | 13 | 8 | 2 | 11 | 1.71 |
モイネロ | 11 | 3 | 1 | 8 | 2.63 |
スチュワート・ジュニア | 9 | 4 | 2 | 5 | 1.86 |
大関友久 | 11 | 4 | 3 | 5 | 2.97 |
大津亮介 | 8 | 4 | 2 | 5 | 3.33 |
東浜巨 | 4 | 1 | 0 | 3 | 2.63 |
石川柊太 | 2 | 1 | 1 | 1 | 2.65 |
和田毅 | 0 | 0 | 0 | 0 | – |
松本晴 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0.77 |
※日本ハム以外との対戦含む
日本ハムの主な先発投手の2024年シーズン成績
シーズン通算成績
2024年シーズン成績 | |||||
先発数 | 勝 | 負 | QS | 防御率 | |
加藤貴之 | 26 | 10 | 9 | 16 | 2.73 |
伊藤大海 | 25 | 14 | 4 | 17 | 2.66 |
山﨑福也 | 24 | 10 | 6 | 15 | 3.17 |
金村尚真 | 17 | 6 | 6 | 11 | 2.44 |
北山亘基 | 13 | 5 | 1 | 7 | 2.37 |
福島蓮 | 12 | 2 | 3 | 3 | 3.54 |
バーヘイゲン | 9 | 2 | 2 | 4 | 3.12 |
上原健太 | 5 | 0 | 5 | 1 | 9.24 |
ソフトバンクとの対戦成績
2024年シーズン成績 | |||||
先発数 | 勝 | 負 | QS | 防御率 | |
加藤貴之 | 4 | 0 | 3 | 0 | 4.79 |
伊藤大海 | 6 | 4 | 1 | 4 | 2.63 |
山﨑福也 | 6 | 3 | 1 | 4 | 3.71 |
金村尚真 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2.45 |
北山亘基 | 4 | 1 | 1 | 1 | 4.57 |
福島蓮 | 2 | 0 | 0 | 0 | 7.27 |
バーヘイゲン | 1 | 0 | 0 | 0 | 3.60 |
上原健太 | 1 | 0 | 1 | 0 | 27.00 |
みずほPayPayドームでの成績
2024年シーズン成績 | |||||
先発数 | 勝 | 負 | QS | 防御率 | |
加藤貴之 | 1 | 0 | 1 | 0 | 11.25 |
伊藤大海 | 3 | 2 | 0 | 3 | 1.57 |
山﨑福也 | 3 | 1 | 0 | 2 | 3.94 |
金村尚真 | 1 | 0 | 1 | 0 | 4.50 |
北山亘基 | 1 | 0 | 1 | 0 | 18.00 |
福島蓮 | 0 | 0 | 0 | 0 | – |
バーヘイゲン | 0 | 0 | 0 | 0 | – |
上原健太 | 0 | 0 | 0 | 0 | – |
2024年シーズンのソフトバンクVS日本ハムの対戦成績
ソフトバンク 12勝
日本ハム 12勝
1引き分け
2024年シーズンは、どちらも譲らない互角の戦いだったんですね!
CSファイナルステージ ソフトバンクVS日本ハムの先発投手予想
第1戦 ソフトバンク 有原航平 VS 日本ハム 伊藤大海 (確定)
優勝チームであるソフトバンクに、アドバンテージ1勝が与えられるため、第1戦でソフトバンクが2勝と引き離すのか、日本ハムが1勝1敗のタイに戻すのか、とても大事な試合になります。
第1戦は、両チーム最多勝のタイトルを獲得した投手同士の予告先発が発表されました。
ソフトバンクは最多勝エース・有原航平
ソフトバンクは有原選手が登板します。
強力な投手陣の中で、エース投手として14勝を挙げ、リーグタイの最多勝のタイトルを獲得しています。
唯一の懸念点としては、古巣の日本ハムとの2024年シーズンの対戦成績が、5試合に先発登板して0勝2敗、防御率4.11と苦手にしている部分はありますが、やはり有原選手はパ・リーグの最多勝投手。
信頼は揺るぎなく、CSの開幕投手となるでしょう。
日本ハムも最多勝を獲得した伊藤大海
日本ハムは、エースの伊藤大海選手が登板します。
伊藤選手も、2024年シーズンで14勝を挙げ、有原選手と並び最多勝のタイトルを獲得しています。
伊藤選手はファーストステージでの登板はありませんでしたが、温存したことが功を奏し、ファイナルステージ初戦に登板させることができました。
ソフトバンクとの対戦成績を見ても、6試合に先発登板し4勝1敗、防御率2.63と得意にしており、初戦にうってつけの投手となるでしょう。
結果
勝:有原
負:伊藤
セーブ:オスナ
第2戦 ソフトバンク モイネロ VS 日本ハム 加藤貴之(確定)
ソフトバンクは最優秀防御率のモイネロ
ソフトバンクは、モイネロ選手が第2戦に登板します。
モイネロ選手は2024年シーズンから先発に転向しており、25試合に先発登板し、11勝5敗、防御率1.88の成績を残し、最優秀防御率のタイトルを獲得しています。
日本ハムとの対戦成績は、3試合に登板して1勝2敗、防御率4.80。9月3日の試合では、3回を投げて6失点で敗戦投手となっており、やや苦手にしている印象はあります。
しかし、3試合中QSを2つ記録しているため、安定してゲームメイクをしてくれることでしょう。
最優秀防御率のモイネロ選手への信頼も揺るぎないと思います。
日本ハムはファーストステージ初戦に先発した加藤貴之
日本ハムは、ファーストステージ初戦で先発登板した加藤選手が、中4日で先発します。
2024年シーズンの加藤選手の成績は、27試合に先発登板して10勝9敗、防御率2.70の好成績を残します。
しかし、ソフトバンク戦に限ると、4試合に登板して0勝3敗、防御率4.79の成績。みずほPayPayドームでは、8月2日の試合で4回8安打5失点、プロ入りワーストの1試合3被弾を浴びてしまうなど、相性は良くありません。
中4日のマウンドとなり調整が難しいかと思いますが、ポストシーズンともなると心境も変わりますので、加藤選手への信頼は揺るがず、負けたら相手に王手がかかってしまう大事な第2戦のマウンドを託されることになりました。
第3戦 ソフトバンク スチュワート・ジュニア VS 日本ハム バーヘイゲン
ソフトバンクは防御率1点台のスチュワート・ジュニアと予想
ソフトバンクは、スチュワート・ジュニア選手と予想します。
スチュワート選手は、2023年シーズンまで先発として思うような成績が残せておりませんでしたが、2024年シーズンは覚醒しました。
先発投手として20試合に登板し9勝4敗、防御率は規定投球回には届かなかったものの、1.95と好成績を残すことができました。
日本ハムとの相性も、5試合に先発登板し2勝2敗、防御率2.64の成績。QSも2つ記録しており、ソフトバンクの先発投手陣の中では安定した数字を残すことができています。
何しろみずほPayPayドームでは防御率1.86の成績を残していることも強みです。
シーズン成績そのままのパフォーマンスが発揮ができれば、勝ちに結びつく投球ができると予想します。
日本ハムはシーズン後半から復帰したバーヘイゲンと予想
対する日本ハムは、バーヘイゲン選手が第3戦に登板してくるのではないかと予想します。
バーヘイゲン選手は、2020年から2年間日本ハムに所属。その後メジャー在籍を経て、2024年に再び日本ハムのユニフォームに袖を通しプレーをしています。
2024年シーズンの成績は、股関節の違和感に伴い開幕から2軍調整が続いていたこともあり、試合数は9試合に止まるものの、2勝2敗、防御率3.12の成績を残しています。
ソフトバンクとの試合は1試合のみで、5回を投げて2失点の内容でした。
2024年シーズンは、球数も100球に満たない試合がほとんどですが、3失点以内にまとめる試合が多いので、元メジャーリーガーとしてしっかりゲームメイクしてくれることが期待されます。
第4戦 ソフトバンク 石川柊太 VS 日本ハム 山﨑福也
ソフトバンクはプロ11年目の石川柊太と予想
ソフトバンクは、プロ11年目の石川選手と予想します。
石川選手の2024年シーズンの成績は、15試合中10試合の先発登板で7勝2敗、防御率2.56の成績です。
日本ハムとの対戦成績は、2試合中1試合に先発登板しており、1勝0敗、防御率2.57とまずまずの成績です。
9月は負けなしの4勝を挙げるなど、好調を維持しながらシーズン終了しております。
プロ11年目の経験を活かし、ファイナルステージで登板してくるでしょう。
日本ハムはファーストステージ第2戦で勝利投手となった山﨑福也と予想
日本ハムの第4戦は、山﨑選手が先発するのではないかと予想します。
山﨑選手は、ロッテとのCSファーストステージ第2戦において、ロングリリーフとして起用され、3回無安打無失点で勝利投手となっています。
球数も42球となっており、中5日で第4戦に登板してくるのではないでしょうか?
ソフトバンクとのシーズン対戦成績も、6試合に登板し3勝1敗、防御率3.71、QSも4つ記録するなど、勝利を呼び込むピッチングができていました。
ファーストステージでの好投そのままに、ファイナルステージでも好投してくれるのではないかと期待します。
第5戦 ソフトバンク 大津亮介 VS 日本ハム 金村尚真
ソフトバンクは先発転向により好成績を収めている大津亮介と予想
ソフトバンクは、大津選手と予想します。
大津選手は2024年シーズンから先発に転向し、19試合の先発登板で7勝7敗、防御率2.87と、先発転向初年度としてはまずまずの成績を残しています。
日本ハムとの対戦成績も、2試合に登板し1勝0敗、防御率1.38、いずれも登板もQSを達成しており、相性の良さが伺えます。
10月12日のみやざきフェニックスリーグでの調整登板で、4回1失点の好投をみせ順調な仕上がりを見せており、倉野コーチからもファイナルステージの先発5番手の投手として有力候補に挙げられているというコメントがありました。
第5戦のマウンドを大津選手に託すのではないかと予想します。
日本ハムはファーストステージ第2戦の先発で好投した金村尚真と予想
対する日本ハムはファーストステージ第2戦の先発で好投した金村選手と予想します。
ファーストステージの初戦を落とし、後がなくなった日本ハムは第2戦を金村選手に託しました。
ソロホームラン2本を浴びながらも、6回途中を2失点に抑え、結果として勝利に繋がる粘投を見せることができました。
ソフトバンクとの対戦成績は、中継ぎとしての登板が中心で防御率2.45。みずほPayPayドームで先発登板しておりますが、4回2失点で降板するなど、決して相性が良いとは言えません。
しかし、ファーストステージでロッテ相手に好投した金村選手を登板させない手はないでしょう。2本のホームランを浴びた経験を糧に、ファイナルステージでリベンジ登板といきたいところですね。
第6戦 ソフトバンク 有原航平 VS 日本ハム 北山亘基
ソフトバンクは中5日で有原航平と予想
最終戦までもつれた場合は、ソフトバンクは有原選手が中5日で登板するのではないでしょうか?
そして長いイニングを投げるというよりも、総力戦になるのではないかと予想します。
東浜選手や、若手の松本選手や大山選手へのスイッチや、大ベテランの和田選手がシーズン終盤にリリーフ起用されていたことも踏まえると、大事な場面で登板もあるかもしれません。
日本シリーズ進出のためには、負けられない試合となりますので、個々の状況でベンチワークも注目ですね。
日本ハムはファーストステージ第3戦に登板の北山亘基と予想
対する日本ハムは、ファーストステージ第3戦に登板した北山選手ではないかと予想します。
とはいえ、ソフトバンク戦での成績は4試合に登板して1勝1敗、防御率4.57。みずほPayPayで先発登板した試合は3回6失点と炎上してしまいました。
こちらも総力戦で、新庄監督の采配に注目が集まると思います。
ファーストステージ第3戦では、抑えの田中正義選手を中盤からイニング跨ぎで登板させたり、ベテランの宮西尚生選手を抑えに起用したりと、短期決戦ならではの、なりふり構わない選手起用が話題となりました。
北山選手が好投してくれることが一番ですが、きっとファイナルステージ最終戦にもつれた場合は、新庄監督の勝負の一手に目が離せません。
CSファイナルステージの日程
日程 | 組み合わせ | 開催地 |
10月16日(水) | ファイナルステージ 第1戦(ソフトバンク 対 日本ハム) | みずほPayPayドーム |
10月17日(木) | ファイナルステージ 第1戦(ソフトバンク 対 日本ハム) | みずほPayPayドーム |
10月18日(金) | ファイナルステージ 第1戦(ソフトバンク 対 日本ハム) | みずほPayPayドーム |
10月19日(土) | ファイナルステージ 第1戦(ソフトバンク 対 日本ハム) | みずほPayPayドーム |
10月20日(日) | ファイナルステージ 第1戦(ソフトバンク 対 日本ハム) | みずほPayPayドーム |
10月21日(月) | ファイナルステージ 第1戦(ソフトバンク 対 日本ハム) | みずほPayPayドーム |
まとめ
今回の記事では、2024年パ・リーグのCSファイナルステージに先発する投手を、シーズン成績のデータを参考に予想してみました。
ソフトバンクが2位日本ハムを13.5ゲーム差をつけ、圧倒的な力でパ・リーグを制しましたが、日本ハムはファーストステージの第2戦であと2人でゲームセットという逆境を跳ね除け、劇的な2連勝でファーストステージを勝ち上がってきたチームです。
ソフトバンクの試合間隔も空いていることと、日本ハムの勢い・盛り上げムードを見ると、日本ハムの下剋上ということもあるかもしれません。
10月16日(水)から始まるCSファイナルステージが待ち遠しいですね。誰が先発投手として登板するか、予告先発も楽しみにしてみたいと思います。
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